2010年05月13日

全国学力テスト 抽出方式「反対」9割(産経新聞)

【私も言いたい】

 今回のテーマ「全国学力テスト」について、4日までに662人(男性532人、女性130人)から回答がありました。「抽出方式を採用すべきではない」が9割に達し、「全員参加方式は序列化を招く」は約2割、「参加を各校の判断に委ねるべき」は2割弱にとどまりました。

 (1)抽出方式を採用すべきと思うか

 YES→10%、NO→90%

 (2)全員参加方式は序列化を招くと思うか

 YES→23%、NO→77%

 (3)参加を各校の判断に委ねるべきと思うか

 YES→17%、NO→83%

 ◯現場を混乱させるな

 神奈川・男性自営業(52)「抽出方式に賛成。データ重視なので、無作為抽出で選ばれた学校のみで実施し、経費を削減すべきだ。統計学の見地から各県10校程度、合計で500校程度で十分だと思う」

 大阪・女性会社員(40)「学力テスト向けの勉強をしている学校もあると聞く。それでは本当の学力とはいえない」

 千葉・男性会社員(46)「必要以上に強制しなくても、7割が参加するということが学力テストの必要性の浸透ぶりを物語っている。今のやり方で十分」

 島根・男性自営業(26)「全国学力テストが学習指導要領の結果を試すためならば、抽出方式を採用するだけで十分」

 福井・男性自営業(61)「教育は、その地域に合った考え方で行えばいい。強制して参加しても何のためにもならない」

 神奈川・男性教師(48)「学力テストの結果で学力の上下を知りたいのなら、全国を対象する必要はなく抽出校だけで十分。今さら来年度から全国実施となれば現場は混乱するだけだ」

 ●「平等の精神」はき違え

 北海道・男性無職(59)「そもそも、学力テストの意味は何だったのか。学力調査が目的ではなかったのでは。それならば全国一斉に行わなければ意味がない」

 東京・男性会社員(34)「学力テストは全校で実施すべき。人間の成長には切磋琢磨(せつさたくま)や競争という刺激が必要だ。平等の精神の意味をはき違えた現在の義務教育は、生徒の学力低下だけでなく国力の低下をもたらす」

 滋賀・主婦(34)「全員参加方式に賛成だ。序列化されて何が悪いのか? 教師の指導力のなさを隠すための言い訳にしか聞こえない。学校の実力を知ることは、進学に際しての判断材料になる」

 大阪・男性自営業(60)「私たちは昔から全国一斉だったが、別に問題はなかったと思う」

 鹿児島・男性無職(54)「抽出方式に反対。序列を生じさせるのは大人や教育者であり、子供の学力向上には無関係。しっかりした教育と道徳教育は国家の基線(基準)として実施すべきだ」

 神奈川・男性自営業(36)「なぜ全国学力テストを一律に実施することが問題なのか。反対している団体は国力を弱めようとしているとしか思えない」

 【学力テスト】 今年度で4回目。昨年度までは全国を対象にした「全員参加方式」だったが、今年度は30.7%(9979校、約73万8000人)の児童・生徒を抽出する方式を採用。結果的に、抽出組と自主的な判断で参加した児童・生徒の合計は、全体の73.5%、約162万5000人に達した。

 抽出組は国が採点・集計し、データ化する。しかし、自主参加組は自治体や各学校に終了後の業務が委ねられているため、採点基準がまちまちになったり、業務に伴う金銭的な負担増が懸念されている。

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2010年05月11日

性被害、親に言えず…教え子暴行発覚せず20年(読売新聞)

 福岡県内で英会話学校を経営する米国人の男(70)による婦女暴行事件で、男が20年以上前から、気功や催眠術と称して、わいせつ行為を繰り返していた可能性があることが、複数の元教え子の証言でわかった。

 中学生の時に胸を触られたという県内の30歳代の主婦は「嫌でたまらなかったが、親に心配をかけたくなかったし、性的な話をすること自体恥ずかしかった」と打ち明ける。こうした被害者心理が、男の行為が長年明るみに出なかった一因にもなっており、専門家は「子どもは性被害を言い出せないケースが多い。日常会話や表情といった小さなサインから異変を感じ取れる親子関係の構築が大切」と指摘する。

 英会話学校は約30年前に始まり、この主婦は小学4年から通うようになった。教室では約20人を男が1人で教えていた。

 中学生になると授業中、「気功をする」と言われ、教室内のカーテンで仕切られた3畳ほどの個室に呼ばれるようになった。

 いすに座って目を閉じると、男から「男性にもてる」「がんにもならない」などと言われ、胸を触られた。最初は衣服の上からだったが、しばらくすると服の中に手を入れられた。

 触られた後に必ず感想を聞かれた。嫌な顔をすると「がっかりだ」と言われるため、無理に「すっきりした」と答えていた。中学2年まで、気功による治療、と自分に言い聞かせて我慢していたが、胃潰瘍(かいよう)を患い、教室をやめた。

 約3年前、初めて母親に打ち明けたが「スキンシップだったんでしょう」と取り合ってもらえなかった。主婦は「自分は親に言えなかったから、小学生の娘には性に関することも包み隠さず会話するよう心がけている」と話す。

 県外に住む20歳代の女性は、小学1年から5年頃まで通った。

 授業の最後に「催眠術」の時間があった。男の指示で全員目を閉じた。こっそり目を開けた時、男が、別の女児に抱きついたり、キスしたりするのが見えた。

 自分も被害を受けるようになり、ある日、迎えに来た祖母の前で泣いた。祖母はすぐ抗議したが、受付の女性が応対しただけで、男は出てこなかった。この日から教室に行かなくなった女性は「気持ち悪い記憶としか言いようがない」と吐き捨てるように語った。

 今年になって、男が逮捕され、これまでに3件の婦女暴行罪などで起訴された。元教え子ら十数人が福岡県警少年サポートセンターでカウンセリングなどを受けている。

 男の英会話学校では、「気の巡りが良くなる」とうたった石の販売や、教え子の家族らを招いた気功セミナーが行われていた。気功を通じて、親が信頼を寄せている子どもの被害が目立ち、「先生がそんなことをするはずがない」として、捜査員の説明を信じない親もいるという。

 仲真紀子・北海道大教授(発達心理学)は「親が信じている人にわいせつ行為を受けたら、子どもは被害を言い出しにくい。口や胸など、体の大切な部分については、自分の意思に反して触られてはいけないと、小さな時から家庭でしっかり教えておく必要がある」と話している。(牛島康太)

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